こんにちは!
今回は野球のバッティングで伸び上がる事について
原因とその練習方法についてお伝えしていきたいと思います。
バッティングで伸び上がってしまう事、
特に少年野球や中学野球くらいでは良くある事かと思います。
「伸び上がるなー!重心下げて打つんだ〜」
と言いたくなる所ではありますが、
その指導方法では恐らく改善する事は難しいです。
伸び上がってスイングしてしまう
という「状況」に対してその原因を掴めていない為です。
なかなかバッティングフォームの修正がうまくいかない時は、
原因を特定できていないケースが多いです。
状況による指摘だけではバッティングが伸び上がる事は改善していきません。
バットが下がってる→上から打つんだー
アッパースイングだぞ→真っ直ぐスイングしろー
肘下がっているぞ→肘をあげよう
なんて事も同じですね。
全て状況による指摘です。
では原因はどこにあるのか?
今回はバッティング伸び上がる事を修正する為の、
原因をお伝えしていきます。
動画もありますので、
ぜひ一緒にご覧になってください。
バッティングの下半身の使い方
まず原因の前にバッティングにおける、
下半身の使い方の前提共有をしたいと思います。
どういう動作が必要なのかという事を把握して頂きたいと思います。
必要動作①軸足→前足への支点の移動
1つ目は軸足から前足へ支点を移動する事です。
バッティングは、
・並進運動(ステップ)
・回転運動(スイング)
の2つの運動から構成されています。
この並進運動でピッチャー側に体を動かしていきます。
前足のステップにより地面へ接地され摩擦力が働きます。
これにより回転運動へ切り替わって行きます。
![](https://ged-bb.jp/blog/wp-content/uploads/2020/04/並進〜回転の流れ-2.jpg)
なので前足に強く力がかかっていないと、
速く回転を起こす事はできません。
前足に支点を移動していく理由はこれになります。
支点を動かす際には、
程度はありますが骨盤が横にスライドするような動きが入ります。
(体重移動のタイプによって程度が変わります)
どんなバッターでもこの動作は共通しています。
バッティングの軸足の使い方
2つ目は軸足の使い方です。
前足に支点が移動していますので、
軸足側にはほぼ踏ん張ったりする事はありません。
インパクトにおいては、
・地面に触れる程度
・ピッチャー方向にずれる=前足に力がかかっている
・地面から浮く
事もあります。
「片足で打つなんて力が入らない」
というイメージもありますが、
強く速い回転をしている最中は実際は片足と同様の状態になっています。
![](https://ged-bb.jp/blog/wp-content/uploads/2020/04/インパクト.jpg)
軸足はどのように使っていくかというと、
回転を速くする為に内側に捻るような動きをします。
![](https://ged-bb.jp/blog/wp-content/uploads/2020/04/軸足内旋.jpg)
あくまで前足に支点が移動した上で
前足側が引く動きがメインで回転がしていきますが、
軸足側も内側に捻るような動きが入って速い回転が可能になります。
回転をアシストしていくイメージですね。
・前側は引く動き
・軸足側は捻る動き
よってより効率的に回転していきます。
なぜバッティングで伸び上がってしまうのか?
ここから今回の本題です。
前提の知識を共有した上でお伝えしていきます。
バッティングで伸び上がる原因は、
前述した2つが不足している事になります。
特に回転での、
・前足の引く動き
・軸足の捻る動き
この2つが不足している事が多いケースです。
支点の移動が不十分かつ内旋が不足すると、
この様になります。
![](https://ged-bb.jp/blog/wp-content/uploads/2020/04/不足画像.jpg)
前足への支点を移動した時には、
前側股関節へシワができます。
この動きをしっかりと行なった上で回転をしていく必要があります。
更に軸足側も捻る動きを使っていきます。
伸び上がりを直す練習方法は?
ステップ①:前足支点を行う練習
まず修正のステップとしては支点をしっかりと移動していきます。
骨盤(腰)がスライドする動きを使う必要があります。
下記動画で練習を説明していますのでご覧ください。
ステップ②:軸足の捻る動きをする練習
次に軸足側の捻る動きを練習していきます。
傾斜台を使った練習が効果的です。
そちらも動画にまとめていますので、
ご覧ください。
また動画使用している傾斜台はこちらから購入する事も可能です。
https://amzn.to/2PmHliS
↑使用した傾斜台 とても便利なので一台あると良いかと思います。
この様な順序で練習をしていくと、
バッティングにおける下半身の使い方を覚えていきます。
しっかりと原因を把握した上で、
練習をする事で効率も上がっていきますね!^^
この記事がバッティング向上のヒントになれば幸いです。
皆さまのご活躍を願っております。