こんにちは！

今回はバッティングフォームと
そのバッティング練習方法についての、
基本動作の説明をしていきたいと思います。

フォームというのは千差万別ですね。

ソフトバンクの柳田選手はとてもパワフルですし、
ジィアンアンツの坂本選手やヤクルトの山田選手も
スーパースター選手の中でもフォームは違います。

ただ実一流の選手たちにはフォームは違くても、
「共通の動作」が存在します。

この「動作」ができていないと、
「自分の力を発揮し、正確にコンタクト（ミート）する事」
ができません。

そうなると
・打率が極端に下がる
・芯で捕らえても飛距離が出にくい
となってきます。

しっかりとコンタスタントにヒットやホームランを
打っていくための一流選手にある
その「共通の動作」とは何か？
をご紹介していきたいと思います。

一流の選手に共通する「動作」とは何だ？

一流選手に共通するバッティングフォーム動作「われ」

１つ目は「われ」の動作です。

「われ」とは、ステップした時の体の体勢の事を言います。
この時に、
・体（胸）の向きがある程度、横向きになっている事
・ピッチャー側の肩甲骨にストレッチがかかっている事
・体幹部に「ねじれ」ができている事
・トップの位置が適切である事
がポイントになってきます。

下半身はステップで前にいき、上半身は残ってきます。
これにより上半身下半身に「捻れ」ができます。
この上下の捻転差が出来る事で、

・「トップ」正確につくれる
・力を発揮しやすくなる
・変化球への対応能力があがる
・バットの軌道を正確につくる準備ができる
・タイミングを取れるようになる
・バッティングの「間」をつくれるようになる
・バッティングの「開き」がなくなる
・バッティングの「突っ込み・流れ」がなくなる
・フォームが安定する
などの効果期待できます。

これだけでないですが、
「われ」はスイングする前の準備をしっかり
とする動作になります。
当然準備がしっかり出来ていれば
力を発揮し、正確にスイングしやすくなりますね。

この動作がしっかりできるだけでも、
バッティングは向上する可能性が高いです。

動画を見てみて下さい。

いかかでしょうか？
「われ」のイメージがついたと思います。

一流選手に共通するバッティングフォーム動作「前足軸回転」

２つ目の
一流選手の共通しているバッティングフォームは
「前足軸回転」です。

これは実はあまり理解されない事もありますが、
インパクトの時には前足（ステップ足）と後足（軸足）
の体重比率はほぼ前10,後0になります。

前足（正確には股関節）を支点にして回転していきます。

その為には「われ」の動作の後に
『骨盤を横に動かす』動作が必要になります。
この動作をする事により体重移動を行い
前足を軸にして回転をします。

よくバッティングでは
「軸を残す」「その場回転する」「後ろで打て」
などと指導される事もあるのですが、
実はその様な事はありません。

なぜ、そのように言われるのかというと。
その指導者と「感覚」でしかないからです。
また、野球界ではそういった「感覚的な指導法」
が当たり前になっています。

実動作としてそれは正しくないですね。

写真でも見ていきたいと思います。

インパクトの時の姿勢が前足10、後足０に
なっているのがわかると思います。

この後は体を支えるために
後足で踏ん張る事もあります。

多くの指導者の方は、
この最後の踏ん張っている所を見て
「軸で回転する」「後ろで振れ」「体を反らせる」「その場で回転する」
といいます。

繰り返しますが、感覚としてそれで打てれば良いですが
実際の動作としてはそうなっていないという事を、
現場にいる指導者は知っておかなければなりません。

このように状態だけ指摘して指導はあまり良いとはいえません。
お時間あればコチラの記事もお読み下さい。
「できるコーチ」が当たり前にやっている野球指導方法

では、一流選手に共通するバッティングフォームである、
「われ」と「前足軸回転」の動作を習得する為の練習方法を
ご紹介していきます。

バッティングフォーム「われ」をつくる練習方法

『チューブストレイテン』という練習のご紹介です。
先述で動画がありますが、
詳細はそちらからの方が理解が深まると思います。
チューブを使用しての練習方法となりますが、
チューブの伸長作用を作る事で感覚をつかみやすくなります。

ぜひお試しください。

一流選手に共通するバッティングフォーム動作「前足軸回転」

同じくチューブを使用した練習となります。
『膝チューブ』という練習で、ゴムの伸長作用を使って
体重移動を行い、骨盤を動きを習得していきます。

チューブを使う事で体重移動する感覚を
つかみやすくなります。

こちらも動画がありますので、詳細は動画を視聴ください。

「われ」からの「体重移動→前足軸回転」

今まで経験上の話になりますが、
この２つの動作ができる事で
多くのバッティングフォームや問題も解決します。

まず
・何からフォームを手につけていいかわからない
または、
・初めたばかりでどうしたらいいかわからない
という方はおすすめです。

一流選手も行なっているこの動作を手にいれて
ガンガン打っていきましょう！！