今回はピッチャーの方必読の内容です。

ピッチャーは野球の花形と言われるくらい重要なポジションですね！
それゆえに試合の勝敗を左右するのに
最も影響すると言っても過言ではないでしょう。

責任感や重圧など様々なものにピッチャーは耐え、
そしてチームを牽引していかなればなりません。

誰もがピッチャーを続けていけば、
・もっと球速が速くなれば・・・
・キレのあるボールが投げれれば・・・
・あのチームの○○を絶対に抑えてやりたい
・俺がもっと頑張ってチームに勝利に導きたい
・絶対に抑えないといけない場面で打たれてしまった
・自分のせいで負けてしまった・・・
・あの回の失点が流れを変えてしまった

こんな事は少なからずあるのではないでしょうか。

そんな重要なポジションである
ピッチャーの方に向けて、
「球速を上げて、キレのあるボールを投げれるようになる腕の振り方」
をお伝えしていきます。

もちろんこの練習だけで絶対に抑える事ができるかといえば
そうではありませんが、
・球速をあげるコツ
・鋭く腕を振るコツ
・正しい投げ方の矯正

ができれば球速やキレは出てきます。
ピッチャーの方がバッターを抑えるのに役に立てば幸いです。

球速をUPし「キレ」のボールを投げる鋭い腕の振り方

どうしたら球速をUPしキレはでるのか？

では、どうしたら球速をあげ「キレ」のあるボールを
投げる事ができるでしょうか。

これはなんとなくわかるかと思いますが
「腕の振りを速くする」事が必須になります。

ピッチャーが球速やキレを出していくには
「力×スピード×伝達力」の
要素が組み合わさって可能になります。

今回はこの「スピード」の部分に
フォーカスをあてていきます。

ちなみに
「力」は元々自分が持っているパワーみたいなものですね。
球速をあげるためにトレーニングが必要となってきます。

「伝達力」はフォームや体の使い方が主な要素となってきます。
柔軟性や連動性といった所が必要となってきます。

ピッチャーとして球速やキレを上げたい時に
やみくもに練習するのではなく、
自分に足りないものが何かを意識するだけでも
かなり練習の効率は上がってきます。

それではご紹介していきます。

鋭く腕を振り抜き球速をあげるコツ

今回ご紹介するのは「真下投げ」という練習です。
＠動画もありますので、そちらもご覧ください。

ポイントを説明していきたいと思います。

腕の反動が出るように（ブレーキをかけない）

１つ目のポイントは「腕の振り抜きを良くする事」です。
ピッチャーは非常に繊細なポジションで誰もがフォアボールを
出したくはありません。

その不安などから腕をしっかりと
振り抜く事ができない選手は非常に多いです。

こういった場合には俗にいう
「置きに行く投げ方」になります。

コントロールを気にするがあまり腕にブレーキをかけてしまい、
ゆるく腕を振ってしまいます。

そうなると当然球速やキレのあるボールは
投げる事が難しくなります。

また、逆にコントロールを悪くしてしまったり
変に腕にブレーキをかける事で故
障の原因になったりもします。

ドロップスローでは地面に向かって
ボールを投げていきます。

この時に腕を振り抜く事で
その後反動で腕が戻ってきます（あがってくる）

この感覚を掴めると自然に腕を速く鋭く振るような
ピッチャーの投球フォームになるので、
球速上げたり、キレを出す事ができるようになってきます。

プロの選手の動画も参考にしてみてください。
腕を振った後にブレーキをかけずに、反動が出ている事がわかります。

上半身と腕の回転方向の一致

２つ目のポイントは、「回転の方向」を
一致させるという事があります。

オーバースローの場合は腕は
上から下に振っていきます。

腕だけでは正しいフォームで
投げる事はできません。

ピッチャーのフォームは全身を使って
作り投げていきます。

この時に上半身の回転も
腕の振りの方向と一致させる必要があります

私の指導経験上、小学生のほとんどは
腰が横に回転しています。
それに対して腕が上から下に振っていますので
ピッチャーとしてのフォームが
ミスマッチしている状況が多いです。

ドロップスローではこの
上半身と腕の回転方向を一致させる
効果も期待できます。

その為、効率よく体を使えるようになり
ピッチャーフォームが安定し
結果腕を速く振れるようになります。

こちらもプロの写真を見てみて下さい。

最後腕を振った時に胸と踏み出した足の膝が
近くなっていってるのがわかると思います。

これは上半身を横ではなく、縦に使っているからです。

ぜひ、球速にお悩みの方やキレのあるボールを投げたい人は
参考にしてみてください。

まとめ
・球速、キレをあげるには「腕の振り」を速くする事が必須
・ブレーキをかけずに腕を振り抜く
・上半身と下半身の回転方向を一致させる
・上記には「ドロップスロー」が効果的