こんにちは!
今回はノビのある球を投げるために必要な、
腕の振り方について書いていきます。
ピッチャーにとってのノビがある球を
投げるということはとても有利です。
ファールでカウントを取ることも出来ますし
空振りを取ることもできます。
バッターにとってもノビがある
ボールは非常に対応がしづらいです。
球速だけでなく、「ノビ」や「キレ」というものは
ピッチャーがバッターを打ち取る為に必要なものです。
どうやったら、ノビのあるボールが投げる事ができるのか?
そのピッチャーのフォームつくりについて書いていきます。
これでどんどんバッターを打ち取って欲しいと思います。
目次
ピッチングフォームの理想的な腕の振り方
伸びのあるボールを投げるためにはいくつかのポイントがあります。
1つ目は「腕の振る距離」を伸ばすこと。
2つ目は「腕を振る速さ」を上げること。
3つ目は「上半身の回転スピード」を上げること。
この3つが合わさって、
腕は自分の力を100%発揮して振る事ができるようになります。
動画を見ると理解がしやすいと思いますので、
是非動画もご覧になってください。
腕の振る速さと距離を伸ばすには?
1つ目と2つ目の、
腕を振る距離を伸ばし、速く振るためには
肩甲骨の使い方がとても重要になります。
腕というのは動かす為には肩甲骨が動く必要があります。
この肩甲骨が十分に大きく動く事で、
腕の動く範囲が決まってきます。
右ピッチャーであれば右側の肩甲骨が
背骨側に寄っている必要があります。
また左側の肩甲骨はその後の回転動作のために
背骨から離れている必要があります。
参考写真になります↓↓
![](http://ged-bb.jp/blog/wp-content/uploads/2017/08/スクリーンショット-2017-08-11-13.51.10(2)-1024x576.png)
※動画を見るとより理解がしやすいと思います。
投げる側の肩甲骨は背骨に寄り、
グローブ側の肩甲骨は背骨から離れます。
これにより腕が十分に動き、速く振れるようになり、
また腕を振る距離も伸ばすことができます。
また、グローブ側の肩甲骨は肩越しか
もしくは肘越しに相手を見るようにします。
参考写真になります↓↓
![](http://ged-bb.jp/blog/wp-content/uploads/2017/08/スクリーンショット-2017-08-03-10.16.17(2).png)
以下の動画で見て頂けると、より理解が深まります。
上半身の回転スピードを上げるためには?
次に上半身の回転スピードを上げるための説明をしていきます。
上半身の回転スピード上げていくためには先ほどの
肩甲骨の使い方をまず前提にします。
(投げる側の肩甲骨が背骨に寄り、グローブ側は離れる状態)
参考写真になります↓↓
![](http://ged-bb.jp/blog/wp-content/uploads/2017/08/スクリーンショット-2017-08-11-13.51.10(2)-1024x576.png)
その後にグローブ側の肩甲骨(肩)をできるだけ速く引きます。
グローブ側の肘を自分の脇腹(体側)に当てるようなイメージで素早く引き、
グローブ革の肩甲骨が背骨に寄るようにします。
参考写真になります↓↓
![](http://ged-bb.jp/blog/wp-content/uploads/2017/08/スクリーンショット-2017-08-03-10.25.16(2).png)
先ほど肩越しもしくは肘越しに相手を見るようにしたのは
このグローブ側の肩甲骨を速く引く為です。
投げる側の肩甲骨は背骨に寄っていた所から、
今度は離されて腕が振られてきます
このように投げる前は、
投げる側の肩甲骨が背骨に寄っていてグローブ側が離れています。
今度はそれが入れ替わることで回転というものが出てきます
この回転を出来るだけ早く行うことで
回転のスピードを上げることができます。
肩甲骨の入替え動作がいかにスムーズに速くできるようになるかが、
回転速度に影響してきます。
当然回転速度が速ければ、腕は速く振れるようになります。
回転の前に先ほどの姿勢がしっかりできていれば、
腕の振る距離と速度もあがり「ノビ」や「球速」「キレ」も出てきます。
※以下の動画を見ると理解がしやすいと思います
回転する時には回転方向も大切
![](http://ged-bb.jp/blog/wp-content/uploads/2017/08/スクリーンショット-2017-08-03-10.40.24(2).png)
回転をする際ですが回転する方向も大事になります。
スピードに加え効率的にボールに力を伝えるには、
腕の振る方向と腰(上半身)の回転する方向を一致させる必要があります。
ほとんど多くの場合、
腰が「横」に回転するにも関わらず、
腕が「上から下」へ振られています。
この状態だと腕の振る方向(横)と腰の回転方向(縦)になってしまい
力の向かう方向が一致していないので、力が効率的に伝わりません。
また回転方向が一致していないのでコントロールも乱しやすくなります。
上半身の回転方向と腕の振る方向一致させることで
ボールへスピンもよくかかるようになります。
これによりノビのある球が投げれるようになります。
コツは投げる側の肩が遠回りしないことがポイントです。
![](http://ged-bb.jp/blog/wp-content/uploads/2017/08/スクリーンショット-2017-08-03-10.35.11(2).png)
※詳しくは動画をご覧ください
よくあるダメな例:グローブは相手に向けない
![](http://ged-bb.jp/blog/wp-content/uploads/2017/08/スクリーンショット-2017-08-03-10.36.29(2).png)
よくグローブ側の手(グローブ)を相手に向けよう
と指導されることがあります。
ただこれでは鋭い回転をすることが出来にくくなります。
鋭い回転をするためにはグローブ側の肩甲骨は背骨から一度離れたところから、
回転の時に背骨側に寄ってきます。
グローブを相手に向けてしまうとこの背骨に寄ってくる 、
動作がしにくくなります。
グローブを相手に向けていても背骨から離れていれば
問題ありませんが多くの場合はうまく使うことができません。
今まで当たり前とされてきたことでも見直すことが必要です。
腕の「加速距離」を伸ばし、腕の「振るスピード」を上げる練習
・正面スローイング
・弓矢ドリル
「上半身」と「腕」の回転方向を一致させる練習
・バットローリング
・脇腹締めドリル
・ボール背負いドリル