指導者必見!バッティング指導で意識しておくべき3点とは?

指導者必見!バッティング指導で意識しておくべき3点とは?

こんにちは!

バッティング練習をしていく中で、
選手が中々上達していかない事という事はあると思います。

「この選手はあとこれができる様になったら上達して結果も出てくるのにな〜」
なんて思う事ってよくありますよね。

特に少年野球の場合は、
野球を経験してきた大人(指導者の方)だと、
良くなるイメージがわかっているだけに
歯がゆい事もあると思います。

ッティングの
下半身の使い方が良くなれば・・、構えが良くなれば・・、
テイクバックが良くなれば・・、体重移動が良くなれば・・、
タイミングが取れれば・・、軸足がうまく使えれば・・、
目線がぶれなければ・・、手首がうまく使えれば・・、
etc・・・。

言い出したらキリがないですが、
「あとちょっとで上手くなるのに〜」
「こうしたらすぐ結果出るのに〜」

なんて思いますよね。
私もいつも感じています(笑)

でも難しいもので、
思い通りにいかなかったり、
イメージ通りに進まなかったり
という事もあると思います。

今回はそんな指導者の方向けに、
バッティング練習やバッティングフォーム指導をする際に
意識しておきたい3つの点をお伝えしたいと思います。

-バッティング指導をする時に抑えるべき3点-

指導してきた経験の中で、
技術が身につく段階というのは3段階あります。
その段階とその時に指導者として意識している事
をお話しさせてもらいたいと思います。

この段階によって選手とのコミュニケーションの取り方や
アドバイスの仕方も変わってきます
是非、指導者の方は参考にしてみてください。

-第1段階:意識してもできない-

最初の内、
新しい体の使い方や技術、バッティングフォームを教えても
すぐにできるようになる事は少ないです。

これはまだ体の中にそういった
運動をする回路ができてなかったり、
動かし方のイメージがついていない為になります。

私たちもいきなり
「棒高跳びで5m飛べ」と言われても、
できないですよね(笑)
「いや、なんか怖いし」とか
「棒、折れない?」とか
「高いの嫌なんだけど」とか
「どうやったらいいかイメージできない」
などたくさんの事が頭に浮かびますよね。

棒高跳びで例を出しましたが、
これはバッティング指導でも同じです。

手は新しい事に対して、
「不安な事」や「恐怖心」が出てきます
また「それをする理由」が理解できていません。

すので指導者としては、
この段階では「丁寧に教えてあげる」事が必要です。
コミュニケーションの回数を増やし、

選手がどう感じているか、
不安な事はないか、技術の理解はできているかなどを、
敏感に感じ取る必要があります。

そしてこの段階で一番大切なのは、
結果をすぐに求めないスタンスが大事です。

バッティングフォームを良くしようと選手も必死です。

バッテンィング練習をやって、
やってもやってもできない事に対して選手も
ストレスやフラストレーションもたまります。

なので細かくフィードバックを行ったり、
コミュケーションを増やす事により、
その辺りの不安も解消していく必要があります。

気持ちはわかりますが、中々上手くならない選手に対して
「なぜできないんだ!」と瞬間湯沸かし器のように
ブリブリ怒ってしまうと最悪です。

選手としては「やろうと頑張っている」としている事を、
全力で否定されるわけですから、
モチベーションも下がりますし、
そんな事を言う相手を信頼できるわけもありませんね

-第2段階:意識したらできる-

次の段階としては「意識したらできる」
という段階に入ります。

この時点ではある程度、
体が覚え始めている段階なので
自分で意識してやろうとすると
体やバッティングフォーム理想通りにできるようになります。

この時点で指導者としては、
「正しくやろうとしているか」を意識している必要があります

第1段階からこの段階では、
正しい方向に正しい方法でバッティング練習や、
バッティングフォーム作りできているかが
ポイントになります。

ッティングのコツをつかみ始めの
不安定な状態なので指導者は観る目が要求されます。

この時点で間違った事を意識したり、
途中で意識にズレが出てきてしまうと、
方向性を間違い、狙い通りに上達していく事
が難しくなります。

指導者の正しい知識と、
方向の修正が要求される段階です。

この時点である程度選手とは
「目的の共有」をしておくのが絶対大切です。

・どういったフォームにするか?
・なぜそうするのか?
・実際にできているか?

という3点を踏まえ、
選手の自主性をつくる為にも
コーチはチェック役の様な形で接する必要があります。

元々コーチという意味は「馬車」で、
その役割は「相手を目的地まで送り届ける事」
ですからね。

あくま選手がメインで、私たちはコーチで
その役割を理解しておかなければなりません。

-第3段階:無意識でできる-

次の段階は「無意識でできる」という段階です。

ここまでくればバッティング練習を十分に行い、
バッティングフォームも考えなくても、
自然にできているという段階ですので、
一旦はバッティング技術やフォームが定着しているという事になります。

指導者としては、変に意識させない事が必要になります。

きている事を変に意識させる事は
かえって悪化させる事に繋がりかねません。

ずっと選手としては言われ続けてしまうと、
余計な事を考えてしまって、
悩みになったりしてしまいます。

「まだできてないのかな?」とか
「ずっとやってるけどこのままでいいのかな?」
など余計な事を考え始めてしまいます。

選手にも「それでいい」と安心させるような
コミュニケーションを取ると効果的ですね

のでここまでいけば、
練習量を増やして定着させたり、あるいは
次の「技術」に取り組んでもいいかもしれません。

1つだけこの段階で注意しておきたい事があります

それは、
「感覚と実際のフォームは日によってずれる」という事です。
フォームは毎日少しずつ変わってくるものです。

疲れや気持ちによっても
動きが良くなったり、悪くなったりするので
バッティングフォームにも当然影響します。

いつもと同じバッティングフォームの感覚でも
「あれ?なんか打てない」「なんかおかしい」
というように選手は違和感が出る事があります。

この時に「感覚」と「実際のフォーム」をしっかりと
比較する事が必要です。

第1〜3段階をふんでくれば、選手と指導者で
『理想のバッティングフォーム』は共有できている状態です。

なので、ここでは
「感覚」と実際のフォームが合っているか。または
「実際のフォーム」と感覚が合っているか。
をチェックする必要があります。

選手にはこの事を伝えておき、
試合や練習の中で違和感があるなら言うようにしておきます。

そうすれば、お互いでコミュニケーションをとり
すぐに修正する事ができます。
という3段階で技術は定着していきます。

れぞれの段階で選手の気持ちも変化してきますので、
指導者はそれに合わせていく事が必要となります。
そんな事を意識しながら、
指導者も選手と関係性をつくれると良いかと思います。

双方向に一緒に理想のバッティングフォームを作り上げ、
結果が出た時には喜びも大きいですよね。

信頼関係が生まれ、選手やその保護者の方と一体感が出る。
そんな事が指導者冥利につきます😊

-まとめ-
・技術が身につく段階は3段階ある
・「意識してもできない」「意識したらできる」「無意識でできる」
・各段階においてコーチ求められるコミュニケーションや指導スタンスは異なる
・コーチは「目的地に相手を送り届ける」役割である
・選手、コーチ、保護者との一体感は喜びもひとしお大きい

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