こんにちは!
JBS武蔵の河合です。
寒い日が続く今日この頃ですが、いかがお過ごしですか?
野球スクールの生徒達も年明けでもう練習試合をした子もいるようで、
プロ野球選手がオフシーズンにも関わらず、
子供たちはやっぱり強いっすね!!^^
今回は試合の守備の時の「打球が来る前の準備の仕方」についてお伝えします!(^O^)
今回の記事では、選手のこんな悩みを解決します!
⚾試合中の守備で、状況判断ができず、凡ミスをしてしまう
⚾試合中に緊張してしまい練習のように思い切ってプレーできない
⚾チームメイトとの連係プレーがうまくいかない
まず、守備での「準備」というと2つの側面があると考えています。
①心・頭の準備
②体の準備
今回は、①の「心・頭の準備」を解説しますね^ ^
野球は「間(ま)」のスポーツと言われるぐらいなので、
体を動かさない時間や、
次の動きを考える時間が長いのが特長です。
守備で言えば、ピッチャーがバッターにボールを投げるまでは
野手はボールが飛んできませんし
(※牽制球などは例外)、
攻撃の時もバッター以外はベンチで待っている時間がとにかく長〜いです(^_^;)
なので、この待機時間に、
「どんなメンタルでいるか?」
「何を考えているか?」
で驚くほどパフォーマンスに影響してきます\(^O^)✌
この「心と頭の準備」がしっかりできることで、以下のような効果があります!
⚾守備でボールが飛んできた時の1歩目の反応が良くなるので、守備範囲が広がる
⚾守備時のメンタルが安定するので、フットワークが軽くなり積極的にプレーできる
⚾守備での集中力が増すので、チームメイトとの連係ミス、凡ミスなどが減る
★心と頭の準備ができている状態とは?
・今の試合状況を冷静かつ客観的に把握できている
・対象に対する「集中力」が最大限高まった状態である
・「自分は良いプレーができる!」と成功のイメージができている
「心と頭の準備」を万全にする為には、どうすればいいのか?
具体的な3つの方法をお伝えします!(*^^)/
(1)いまの試合状況を確認
(2)自分自身の心理状態を確認
(3)次に起こり得るプレーの確認(自分自身とチームメイト)
(1)いまの試合状況を確認
・イニング・点差(守備位置やアウトの取り方などがこの2つによって変わる)
・対戦チームの状況(打者の打順・打球方向、全体の雰囲気)
・チームメイトの状況(投手の調子、守備位置、全体の雰囲気、個々のメンタル)
・天候(太陽の位置、風向きなど)
・グランド状況(地面の状態)
このように、試合の流れ、様々な状況を敏感に感じ取って、
自分がその試合を観客のように「外から見ている視点」
を持つことがめっちゃ重要です!(=^ェ^=)
(2)自分自身の心理状態を確認
・ポジティブorネガティブ
・緊張or興奮
・集中or散漫
守備についている時、自分のメンタルがどう動いているか?
自分を外から見るイメージで確認してみます(´ ‿`)
そして、自分のメンタルをリラックスした状態でコントロールすることが大事です。
でも、そんな事言っても、
「どうしても緊張してしまい、頭が真っ白になってしまう(⇀‸↼)」
という選手もいると思います。
現に私がそうでした。
現役の頃は、守備でピンチになると、ドキドキしてしまって
体が動かなくなったり、焦ってしまいエラーすることがよくありました(^ ^)
★過度に緊張してしまう選手はどうすればいいか!?
一番大事なのは、「思考をシフトする」ということです。
そのドキドキの原因は、「失敗を恐れている」ということが一番多いです><
「失敗したらどうしよう!」と思っているなら、
「失敗してもまあいい」
「成功してもまあいい」
と両方の可能性を認めることです(^o^)
絶対に失敗するとしたら、そもそも緊張しないと思いませんか?
緊張しても意味がないですよね。
緊張するのは「うまくいく可能性があるから」です。
絶対に失敗するなら緊張すらしないと思いませんか?
緊張しても意味がありません(*・_・)
だって失敗するとわかっているから、無駄な行為です。
「緊張してるってことは、うまくいくかもしれないな」
「もしうまくいったら、どうしよう!? ^o^」
こんな風に「自分の思考」を
「成功する可能性」にシフトしていくことができると、
段々と心はリラックスして、それに伴って体の力もうまく抜け、
思い切ってプレーできるようになります。
また、大声を出して「ネガティブな心の声」をかき消すのも有効です。
「失敗したらどうしよう」と思ったら、
「バッチコイ!!」
「さあ来い!!」
など、意識を相手に向けるようにします。
大事なのは、ただ声を出すのではなく、
何のためにその声を出すのか?をはっきりさせておくことですね^ ^
(3)次に起こり得るプレーの確認(自分自身とチームメイト)
(2)ができたら、「次に起こり得るプレー(動き)」をまず「自分の頭の中で整理」し、
次に来る打球や動きをリアルにイメージします。
そして、その整理が終わったら、
「チームメイトとの確認」に入ります。
これは、連携が必要なチームメイトに声をかけて
「次に起こり得る動き」を確認しておきます。
小・中・高校生の野球では、この「チームメイトとの確認不足」
が招くミスがかなり多いので、
チームメイトと「確認し合う」「声をかけ合う」というのは最も大事です。
例えば、
・二遊間で、盗塁の時にどちらがベースに入るか?
・0アウト1.3塁の時、内野はどこでアウトを取るか?
・外野にボールが飛んだ時、外野手と内野手の連係プレーはどうするのか?
など、必ず確認することです。
<まとめ>
①試合状況を自分の頭の中で整理する
②次に起こり得るプレーを頭の中でイメージしておく(対戦相手のプレーに対して「自分がどう動くか」の確認)
③チームメイトと次に起こり得るプレーを確認する(「自分とチームメイトがどう動き合うか」の確認)
④すべての起こり得るプレーを頭に入れたら、あとは自分が出来る事に集中する
「心と頭の準備」がしっかりできることによって、
「体の動きやすさ」も変わってくるので、
ぜひ様々な場面を想定して、
自分の動き、チームメイトとの連携をできるようにしてみてください✌(^_^)✌
イメージ通りに動けた時、
チームメイトとの連携がうまく行った時などは、
守備をやっていて、最も気持ちよく楽しい瞬間に感じますよ!!(^▽^)