【打てなくてもプレッシャーをかける事ができる】

野球の世界では3割打てれば、一流のバッターと言われます。
プロの世界でも3割5分前後ほどの打率で十分に首位打者を狙える位置で勝負ができます。

7割は失敗する事が許される世界ではありますが、ただ単に7割がアウトであればいいという訳では私はないと考えています。

7割の失敗(アウト)の中でもやはり質があります。完全な凡打という事ももちろんありますが、この7割の失敗の質をあげる事が打席では大切です。

逆に言えば、7割の失敗を良しとしていては3割は打てないと思います。
あくまで結果(打率)は過程の結果であって、「7割失敗しても良い」というメンタルで打席に入っても3割打つことは難しいでしょう。

ではどうしたらその7割の失敗の質をあげていくことができるでしょうか。

1つには『積極性』があげられると思います。
上のレベルになればなるほど、相手投手はゴロを打たせようとコントロールと配球をし、打者を崩そうとしてきます。
なぜゴロを打たせようとしてくるかというと、フライでのアウトがヒットや長打と紙一重であるという事を知っているからです。
もちろんすべてのフライアウトがそうとは言えませんが、タイミングが合ってしっかりとスイングされているフライはピッチャーにとってはとても嫌なイメージが残ります。
これは同じアウトでも守備側へのプレッシャーを大きくかける事ができます。
次同じバッターに回ってきた時に前の打席での嫌なイメージがピッチャーに残っていると非常にやり辛いものです。この時にランナーが溜まっている状況や僅差での試合、試合の終盤なら尚更です。
こういったピッチャーや守備側へのプレッシャーをかけておく事が失投を誘ったり、フォアボールを誘ったりします。
そうなれば、当然攻撃側としてはチャンスメイクがしやすくなります。

なので、一つは積極的なスイングをしていく事が同じアウトでもプレッシャーをかけ見えない攻撃に繋がっているのです。

良く、少年野球や中学野球だと「ゴロを打て」と言われますが
これは相手ピッチャーの心理としてはとても楽なものです。確かに少年野球や中学野球では守備能力や送球能力がまだ発達段階なので、ミスが出やすいです。

しかし、これも上のレベルになればなるほどミスは少なくなります。
そしてピッチャーにとってはプレッシャーがかからず楽にピッチングされてしまいます。

7割の失敗の質を考えて試合をしているのと、そうでないのでは大きく試合展開が変わってくると思います。

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