【子どもの「論理的思考力」の高め方】
「論理的思考力」。あまり聴き慣れた言葉ではありませんね。
しかしながら、
この力は野球に限らず、
子どもたちの将来を大きく左右する1つの要素と言っても過言ではありません。
論理的思考力とは
「物事を筋道建てて考える能力のこと」を指します。
例えばAくんが
「最近全然打てません。だから毎日素振りをします!」
と言ったとしましょう。小中学生ではよく言いそうな事ですね。
ですが逆説的に上記の解答を言い換えると、
「素振りをすれば打てるようになる」
ということですよね。
少し違和感があると思いませんか?
間違いではない気がするけど、なにか腑に落ちない感じがしますね。そもそも打てない理由は何でしょうか?
もちろんスイング自体に原因があれば、素振りで打てるようになるかもしれません。
でも、もしタイミングが全く合っていなかったら・・・?
もしミートする力が劣っていたら・・・?
使っているバットそのものが自分に合っていなかったら・・・?
何が言いたいかというと、
「なぜ打てていないのか?」がわからない限り、正しい解決法が見いだせないということです。
このように、結果に対して原因を探し出し、より正しい解決策を導く力が論理的思考力です。
この論理的思考力が身に付くと、野球以外でも目標達成や問題解決、また集中力が向上すると言われています。
ちなみに理不尽な指導者に多いのもこの論理的思考力の欠如から来る事がほとんどです。
『素振り100回!!!(怒)、グランド20周!!(怒怒)、やる気あんのかお前ら(怒怒怒)』
・・・こんな事ありませんか?
こういった事をしているチームは中々勝てないですよね。
余り批判はしたくないですが、野球するのにサッカーのドリブルの練習をしているくらいズレてしまっていると思います。
選手たちの頭の中は「??????????」でいっぱいになっている事でしょう。
これでは選手の可能性を奪ってしまっていますよね。
では、この「なぜ?」の力を磨くためにはどうすればいいのでしょうか。
それは、
「なぜ~だと思う?」「どうしたら~と思う?」
と自他に問いかけることを、日常的に行うことです。「WhyとHow」をセットに使うことです。
先ほどの例で言うと、
「なぜ最近全然打てないのだと思う?」「今、どう打ててないのだろう?」
このような感じで問いかけてみましょう。そうすることで自らの考えで「なぜ?」を考える力が高まってきます。
また論理的思考力を身に付けるもうひとつの方法が
「今日はどんなこと意識したの?」
と聞いてあげることです。
アウトプットは頭の中を整理しないとできない行為ですので自然と論理的に考える癖がつきやすくなります。
とても効果的な手段としては「日記」です。1日を振り返り、起きた出来事や感じたこと、
あった事実に対して喜怒哀楽を書き込んでいくと論理思考力が格段に高まります。
スクール中もできるだけこちらから問いかけをして、論理的思考能力を高める工夫をしています。
ぜひ、普段から論理的思考力を高める癖を身に付け、目標達成に強い自分に成長していきましょう。
[…] 事で、「もっとこうしよう」「ここができてきた」などとわかるようになります。 論理的思考力の高め方の記事でも書きましたが、ただ素振りをするだけでは上手くなる事はありません […]