今回は、「結果を出し続ける為に必要なメンタル力」
について書いていきたいと思います。
ギネス記録も持っている伝説のプロゲーマー梅原大吾さんを例に、
スポーツ競技者が、結果を出し続ける為の秘訣
をお伝えできたらと思います。
今やゲームの世界もオリンピック種目になるのではないかと言われるほど、
スポーツに引けを取らないメジャーな競技となって来ました。
今回は、プロの世界で大活躍する競技者がどのような意識で、
日々取り組んでいるか?に焦点を当ててお伝えしていきます。
今回は、こんな人向けの記事となっています。
・スポーツ選手をサポートする指導者、保護者の方
・スポーツで結果を出し続けたい選手
・練習をコツコツ継続できない選手
さて、まず梅原大吾さんがどんな人物なのか、紹介していきます。
1981年生まれ。11歳で格闘ゲーム「ストリートファイター」に出会ってからゲームセンターに通いつめ、15歳で国内大会を、17歳で世界大会を制する。28歳で世界最大級の大会・EVOで優勝したのを機に米国の企業とプロ契約を結び、日本人初のプロゲーマーに。「世界で最も長く賞金を稼いでいるプロゲーマー」など3つのギネス記録を持つ。「勝ち続ける意志力」「1日ひとつだけ、強くなる。世界一プロ・ゲーマーの勝ち続ける64の流儀」「悩みどころと逃げどころ」など著書も多数。
※引用元:http://www.asahi.com/and_M/articles/SDI2017042141181.html
梅原大吾「一日ひとつだけ強くなる 慶應丸の内シティキャンパス講演」
※53分46秒〜は、この記事とは別のテーマの話をしています。
さて、この動画の前半部分(〜53分46秒まで)の内容を取り上げるのですが、
動画は、興味があれば見てみて下さい^^
どの業界でもそうですが、プロになるということは、技術レベルがそれ相応でないとなれませんね。
梅原さんの場合、元々ゲームオタクで、小さいことからゲームにハマって、熱中していました。
このハマっている状態、それ自体をやる事が楽しいという状態が継続的な成長に繋がります。
でも、みなさんにも経験があるかもしれませんが、
ひとつのことを繰り返すのって飽きてくる可能性があります。
なんでもそうですが、やり始めは、自分の成長スピードも早く、目に見えて結果も出やすい。
また、その競技が得意だったりすると、他の子よりデキるから、優越感に浸れるわけです。
段々と続けていくにつれて、自分の成長するスピードが最初に比べて、遅く感じられてきます。
熟練者になればなるほど、日々の成長は小さいものに感じられます。
プロになる、ひとつの事を極めていくってことは、来る日も来る日も淡々と同じことを続けていくわけです。
そんな中で、とても大事になってくるのが、
「他の人から見れば気づけない小さな成長や変化に、自分自身が気づけるか?」ということです。
そして、その小さな成長や変化に対して喜びを見いだせるか?それを実感できているか?
が、結果へと繋がる成長や変化のループを生むことになります。
梅原さんの場合、
日々の取り組みを楽しむことで、結果に苦しまずに、
結果を出し続けることで、ギネスブックに載りました。
指導者が選手を指導する時に気をつける事ですが、
特に小、中、高校生の場合、成長期が遅い早いなどで、体力差によるパフォーマンスの差がでます。
指導者は、短期的な結果を重視せずに、
長期的に、持続的に、選手がそのスポーツを楽しく取り組め、
好きになるように工夫されるといいと思います。
また、「選手自らの主体的な工夫によって、小さな変化や成長を楽しむ」というマインドを育てられれば、
日々の同じように思える練習も惰性にならず、その選手なりに楽しめるようになります。
そのような選手は、結果にとらわれず、淡々と続けられることで成長し、逆に結果につながります。
梅原さんは、ご紹介した動画でも語っていますが、
「1日1つだけメモをとる」
という事をやっていると言います。
・今日はこんな発見があった
・今日はこんな事に気づけた
・今日はこんな事ができるようになった
常に変化や成長を実感しながら、取り組んでいると言います。
また、「何か少しでもいいから変化をしよう」という意識を常に持っていて、
うまく結果が出ているときにも、その変化や成長に意識を置いています。
割合で言うと、今までやっていた事を1割変えてみる。
徐々に2割、3割と変化の幅を増やしていく。
結果を求められるトッププロでも、
日々の成長や変化に楽しみを感じながら、
練習に淡々と取り組んでいるのですね。
みなさんも、日常に少しだけ工夫をして、変化をしようと思って取り組んで見て下さいね^^
それでは、また。
梅原大吾「一日ひとつだけ強くなる 慶應丸の内シティキャンパス講演」
※冒頭〜53分46秒までは、この記事のテーマについて語っています。
(※53分46秒〜はこの記事とは別のテーマの話です)