こんにちは!
今回は少年野球向けの練習メニューのご紹介記事となります。^^
毎週毎週子ども達が飽きないように練習を考えて
いくのもとても大変ですよね。
もちろん、
監督さんやコーチ、保護者の皆さまも平日仕事をこなして
土日の休みを充てている訳ですから本当に忙しいですよね。
そんな忙しい皆さまに向けて練習メニューを、
ご紹介していきたいと思います。
少年野球の練習メニューのご紹介:フライキャッチ編
練習メニューといってもバッティング、守備、走塁と色々とありますが
フライの練習メニューについてご紹介していきたと思います。
目次
なぜ少年野球でいくら練習してもフライは捕れないのか?
野球を始めたばかりの子やまだ経験が浅い子は
フライを苦手とする場合が多いですね。
でもこれは仕方のない事です
というのも人間には「空間認知能力」というもはがあります。
これは、
物体の位置、距離、スピードなどを
目で見た時に正確に判断する能力
です。
一言で言えばいわゆる距離感とも言えるかもしれません。
最初のうちはこの「空間認識能力」がまだ中々身についていない
んですね。
それに加え、
・落下地点まで走る
・正確にグローブを出す
・捕球をタイミングよく行う
などフライを捕るだけでも実は多くの能力を、
使わないといけないんですね。
なので、どうしても上手くフライをとる事ができません。
ちなみにですが、
野球をやっていた人はスポーツ万能説があります。
これは野球というスポーツが万遍なく能力を使う為です。
ずっと柔道やっている人は球技が苦手だったり、
サッカーやっている人は投げるのが苦手だったり、
そんな事ってありますね。
それだけ野球が色んな能力が必要で複雑で難しいとも
言える事ができます。
故に低学年ではやりにくいとも言えるかもしれません。
とは言っても、そんな事を言っていても仕方ありません。
空間認知能力を高めフライ捕球ができる様に、
身体的な面から見てメニューを作成していますので
ご活用ください。
動画もありますのでそちらもご覧になってください。
こちらから↓
野球フライ練習①:おでこキャッチ
まず1つ目は「おでこキャッチ」という練習です。
やり方を説明しておくと、
・グローブをおでこの横につける
・そのままグローブは動かさないで落下地点にいく
・捕球する
という流れになります。
捕球が上手くできない人の特徴として
・走りながらグローブを出す(落下地点までいけない)
・顔が上がり過ぎて落下地点の予測がブレる(バンザイする\( ˆoˆ )/)
・同じく落下地点まで素早く動けなくなる
という傾向が強くなります。
おでこキャッチの練習では、
グローブをおでこの横につけて行うので、
・顔があがりすぎない
・グローブをすぐ出してしまう癖をなくして移動する
という事がやりやすくなります。
その為に使う能力を制限しますので、
単純に空間認知に意識が向きます。
他に必要な能力をあえて制限する事で、
フライに必要な能力に特化して練習をします。
他にも動画では、
目印をつけるパターン、目を切るパターン、ターンして行うパターン
などをご紹介しています。
どれも一度ボールから目を離してからボールを追う練習になるので、
瞬時に正確に把握する必要があります。
バリエーションとして行ってみてください。
少年野球フライ練習②:ターンフライキャッチ
次のフライの練習は「ターンフライキャッチ」
というものです。
それほど練習自体は難しいものでなく、
合図によって回転をしてボールを追っていくというものです。
落下地点にいくには、「俊敏性」も必要になります。
回転をする→ボールを見る→把握する→追う→捕球
という一連の流れを抑えた上での練習となっています。
もちろん最初にご紹介したおでこキャッチの内容を、
踏まえた上で行います。
動画を見た方がご理解しやすいかと思いますので、
こちらからご覧になってみてください。
少年野球フライ練習③:Y字フライキャッチ
最後にご紹介するのは、
「Y字フライキャッチ」
という練習です。
この練習は先ほどの2つの練習での必要な能力(空間認知と俊敏性)に加えて、
「反応」
も養う練習です。
分岐点まで走っていき、
コーチ(フライを投げる人)の合図で右か左へ分岐し走ります。
目を切って走る事で、
空間認知能力を瞬時に使えるようにする目的と、
反応によって動く事を覚える為の練習となっています。
段階を追って練習しておこう
いかがでしょうか?
それぞれ簡単ではありますがステップアップ形式にして
練習をご紹介しました。
必要な運動能力もご紹介順に増えて難しくなるので、
それができる様になってくる様になる頃には、
フライキャッチも上達していると思います。
一気に能力の必要な事(例えばいきなり外野ノックするとか)は、
全く最初のうちはできないので、
選手たちもつまらなくなってしまいます。
低学年だと、土いじりしたり雑草抜き始めちゃったりしますよね(笑)
「できない」から「できそう」へ
「できない」事は低学年はやりたがりません。
でも
「できそうな事」は喜んでやります。
いかに最初の内はハードルを下げて、
「できない事」を「できそうな事」へ変換してあげる事
が必要かと思います。
ここは監督やコーチの声かけなども必要になります。
できない事ができる様になる事はとても嬉しい事です。
初めてフライをとったり、ヒット打ったり・・・
そういった事って大人の今でも記憶していると思います。
できたという実感がまた次の成長に繋がりますね^^
この記事が少しでも皆さまのお役に立てたら幸いです。