こんにちは!
JBS武蔵です。
今回の記事では、
バッティングトレーニングやバッティングのフォーム作りに役立つ、
バッティンググッズ・用品のオススメ3選をご紹介していきます。
このバッティンググッズ&用品は、
私たちのスクールでも普段から取り入れているものになります。
1つの道具だけでもかなり多くの種類の練習ができるので、
フォーム作りに大きく役立つと思います。
また練習内容によってはバットを使用せずに、
自宅のスペースや家でもできる練習となっています。
バッティンググッズや用品を使った練習を私たちは、
「ドリル」
と呼んでいます。
ドリル練習の最大のメリットは、
身に付けたい動きを反復して練習する事によって、
無意識的にある程度フォームができる事にあります。
今回のコラムでは、
選手に身に付けて欲しい動きやバッティングフォームを説明しつつ、
そのフォームを身に付けていく為の練習方法についてお伝えしていきます。
・練習の効果をより高めたい
・どんなフォームにしたら良いかわからない
・なぜそのようなフォームにすべきかわからない
・フォームの修正に悩んでいる
・上達のきっかけを作りたい
などの方に、
オススメの記事&動画になっております。
また購入もできるようにURLを添付しておきますので、
ご購入をご希望の方はされてみてください。
自主練やチームでも取り入れておくと、
個人もチームも効果的にスキルアップしますのでオススメです。
動画を合わせてご覧に頂くと理解が深まります。
記事と一緒にぜひご覧になってください。
動画はこちらからご覧ください↓↓
目次
バッティンググッズ・用品①:チューブ
まず最初にご紹介するのは「チューブ」です。
商品こちらから購入できます↓↓
D&M セラチューブ トレーニングチューブ チューブ トレーニング ブリスターパック DMS-TTB11 イエロー ○
チューブは汎用性が高く色々な動作の練習が可能です。
今回は指導経験上、
効果の高かったドリルについてお伝えしていきます。
チューブを使った練習①
タッチザウォール:トップを作る練習
「トップ」をつくる練習のタッチザウォールと呼んでいる練習です。
チューブを輪っかにして柱などに引っ掛けて行います。
前手で持ってステップを行なっていきます。
上記のように行なっていきます(画像が動かない場合はタップして下さい)
トップをつくる効果・意味:なぜトップをつくるのか
大切なのは
「なぜトップをつくる必要があるのか?」
という事を理解する事ですね。
それについて説明していきます。
トップをつくる効果①
スイングする距離を長くする
まず1つ目の理由は、
「スイングの距離を長くする」
という事があります。
バッティングは大きい枠で考えると、
『力=質量×加速度』
で表す事ができます。
その為、
トップの位置を適切に作る事で、
スイングの距離を長くする事ができます。
スイング距離が長くなると、
バットは加速できる時間的な余裕と距離ができます。
つまり加速度に有利に働く事になります。
トップをつくる効果②
運動量を確保する
次の効果としては、
運動量を確保しておくという事があります。
運動量というと少しわかりにくいですが、
体が動く範囲という感じで大丈夫です。
トップができる事で胸の向きは、
ややキャッチャー方向に向きます。
この向きからスイングを開始していく事になりますが、
胴体の回転できる範囲や腕の動ける範囲が多くなります。
下記画像をご覧ください(動かない場合はタップして下さい)
1度目は適切なトップができていて回転量が多い事がわかります。
2度目は手が前に出てしまい回転量が少ない様子を表わしています。
動ける範囲が大きくなる事で、
より回転を速くする事に繋がります。
その為バッティングには有利になります。
またトップが出来て横向きの場合は、
ボールを見極めなどもしやすくなります。
トップができないと運動量が少なくなり
スイングを止める事ができなくなります。
その為ボールの見極めもする事はしにくくなります。
トップをつくる効果③
前肩の閉じる動きが回転に繋がる
次の効果としては、
トップのができる事で回転自体を多くする事に加えて、
回転を強くする事ができるようになります。
バッティングは大きくわけると、
並進運動(ステップ)+回転運動(スイング)
というように2つの運動の組み合わせで成立しています。
スイングをしていく時には腕が動く事になりますが、
この腕を大きく十分に動かすには肩甲骨の動きが大切です。
トップを作った時には、
肩甲骨は背骨を中心に離れる動きになります(ピッチャー側)
これを
「前肩が閉じる」
と表現しています。
また、
回転をする時(スイング)の時には、
肩甲骨は背骨側に寄ってくる動きなります。
この動きが大きくなる事で回転が強くなります。
動きが小さいと肩甲骨の動きが悪くなり腕も十分に動かなくなります。
その為トップをつくり前肩を閉じる動きは、
その後の回転動作に大きく影響する事になります。
トップを作っておく事で効果的なバッティングに繋がります。
チューブタッチザウォールの注意点
注意点①チューブが伸びすぎないように
この練習の注意点はチューブが伸びすぎないようにする事です。
チューブが伸びすぎてしまう場合は、
明らかに姿勢がくずれトップができていない事が多いです。
これは野球では、
「肩が開く」「体が開く」「泳ぐ」「突っ込む」
などと表現される事が多いです。
良くない例としてよく言われている現象になります。
打つ前にまでの姿勢ができずに、
次の回転運動に有効的に繋がっていかなくなります。
チューブを使ったバッティング練習②
チューブストレイテン:割れをつくる練習
2つ目のチューブを使った練習を紹介します。
チューブストレイテンドリルです。
腰の高さくらいまでのチューブを用意し、
一方の先端を輪っかにします。
輪っかの方をステップ足につけます。
もう一方はグリップと一緒に握ります。
チューブを装着した状態でステップまでを繰り返し行なっています。
上記のように行なっていきます(動かない場合はタップしてください)
割れはなぜつくる必要があるのか?
理由①筋肉の力を利用する
トップ同様に
「割れをつくる理由」
をお伝えしていきます。
まず1つ目の理由は
「筋肉の伸び縮みの反動を使う」
という事になります。
人間の筋肉はゴムと同じ様に、
伸びたら縮むという作用があります。
ゴムを伸ばして離すと勢いよく縮みますね。
人間の筋肉も同じように反動がつきます。
「割れ」ができている事により、
肩周辺の筋肉、体幹周辺の筋肉、肩甲骨や背中の筋肉が、
伸ばされた状態になります。
スイングの際には縮む作用を使える様になるので、
スイング速度や回転速度に好影響となります。
割れをつくる理由②
角度差が回転速度をあげる
2つ目の理由は
「上半身の角度と下半身の角度に差ができる」
という事になります。
先に下記画像をご覧ください。
この様にステップをして
「割れ」の動作
ができると角度に差ができます。
体に角度に差ができるので
「捻れ」
ができる事になります。
先ほどの伸び縮みに加えて、
捻れも体の回転速度に好影響となります。
通常人間は胸の向きと下半身の向きは同じですが、
これに捻れをつくる事で上半身の方は元に戻ろうとします。
この捻れを戻す動きがバッティングには必要不可欠です。
チューブを使った練習③
胴体チューブ:連動性を高める練習
3つ目のチューブを使った練習をご紹介します。
胴体チューブドリルです。
右バッターであれば右腕を胴体につけチューブでくくります。
左腕はフリーにしておきます。
左バッターは逆で考えて行なってください。
この練習の目的は連動性を高める事になります。
バッティングではステップの後は骨盤の回転から始まり、
その後体幹部、肩甲帯、腕、バットの流れで加速していきます。
人間の体は末端部に向かって細く・軽くなっていますので、
中心である骨盤を動かす事によって加速します。
(末端加速)
その末端加速を使う為にも、
連動性が必要になってきます。
下記は連動性のある骨盤の回転から末端加速使えているスイングです。
(画像が動かない場合はタップしてください)
連動性が高くないバッターの特徴して1つあげられるのは、
回転していった時に回転差がなく、
一辺に回転してしまうバッターです。
こういったバッターは、
末端加速を使えない(にくい)ので、
手打ちになる傾向があります。
連動性がなく手打ちのスイング↓↓
(画像が動かない場合はタップしてください)
胴体チューブの練習では、
後ろ腕と胴体をチューブでくくりつけます。
腕を独立したものとして動かすのではなく、
体と一体化する事により、
骨盤の回転に連動しやすくする狙いがあります。
腕を先に主動させてはうまく連動しませんので、
「骨盤の回転→末端加速」
の感覚を養うには効果的な練習です。
(画像が動かない場合はタップしてください)
この様にチューブ1つだけでも練習方法はたくさんあります。
他にもスクールで行なっているものもあります。
動作を理解し工夫次第ではさらなる応用も可能ですし、
バッティング練習だけでなく、
ストレッチなどにも応用できますね。
持ち運びも軽く邪魔にならないのでご興味のある方は、
ぜひご購入されてみてください。
(リンクは記事の最後にもあります)
バッティンググッズ・用品2
バッティングスタンド:速い回転の方法
次にバッティングスタンドを、
使った練習をご紹介していきます。
バッティングスタンドは、
傾斜をつけれられる台になっています。
バッティンググッズ・用品の製造販売をしている
フィールドフォース社から出ています。
購入はこちらからできます↓↓
[フィールドフォース] スウィングスタンド FSWS-3050
この傾斜台はおそらく作成の意図は、
「軸足に乗せて前足に体重をのせる」
という意図で作成されたかと思いますが、
JBS武蔵ではそのような使い方はオススメしていません。
JBS武蔵ではステップ足(前足)乗せて使用します。
バッティングでは当然回転は速い方が有利です。
速い回転をする為には足の使い方が重要になります。
インパクト時には
・前足は伸びる(伸展する)※スイングをしながら
・後ろ足は捻る(内旋)
の動きが必要です。
なぜその動きが必要になるのかというと、
・ステップ足側の地面の反力をもらう事で回転に強く切り替わる
・前足が曲がっていると横の動きにブレーキがかかってしまう為
という所が主な理由になってきます。
バッティングは、
並進運動(ステップ動作)と回転運動の組み合わせです。
ステップはいわゆる助走の様な効果になりますが、
その勢いを生かすには着地時に前足を曲げていては、
ブレーキをかけてしまっている事になります。
また反力をうまく利用する事ができません。
よく電車で例えられますが、
電車内で急ブレーキがかかった際に、
慣性の法則によって人の体は倒れます。
またこの時に、
地面と靴で強くグリップされていると回転をします。
軸足が側に関しては、
足全体を捻るようにして回転をしていきます。
股の下の空間が小さくなるようにできてくると、
うまく出来ている証拠にもなります。
傾斜台を使うと、
前足に角度がつき反力をもらう方向が、
回転に繋がりやすくなります。
また体もやや反るような形になるので、
背筋なども使いやすくなりバッティングに有利になります。
傾斜台も経験上バッティングの下半身の使い方の練習には効果が高いです。
ぜひ試されてみてください。
(商品リンクは記事の最後にもあります)
バッティンググッズ・用品③:スタンドT
3つ目にご紹介するのは、
スタンドTです。置きTとも言われたりしますね。
購入はこちらからできます↓↓
MIZUNO(ミズノ) 野球 バッティングティー 1GJYA31000
スタンドTは置いてあるボールを打つ練習になりますが、
最大のメリットは
「フォームを作る事」
に意識が向きやすいという事になります。
実際のマシン打撃や実践では投球されたボールを打つ事になりますが、
フォームをつくる事に加えて、
・タイミングを合わせる
という作業が入ります。
またタイミングを合わせるといっても、
ボールの速度やコース・球種などを判断して打つ事になりますので、
非常に高度な能力を要求されている事になります。
なのでボールを打つ事に精一杯になってしまって、
フォームがかえって作れないという事もあります。
まずフォームをつくる段階であれば置いてあるボールで
行う事をオススメしています。
その上で実際に投球されたボールで行う事ようにすると良いですね。
スタンドT(置きT)はボールは動いていないので、
フォームをつくる事に意識が向き効果的に練習ができます。
最後に
いかがでしたか?
バッティンググッズ・用品のオススメ3つという事で
練習方法と合わせてお伝えしていきました。
私たちはこのブログだけでなくLINEを使った、
情報配信などもしております。
そのLINE配信の中では、
「練習方法がわからない」
「なぜそれをするのかがわからない」
「指導者の意図がわからない」
といった相談も良く受けます。
状況だけ指摘してもフォームは改善しません。
なぜそうなっているのかという因果関係から説明し、
原因を特定して練習していくと改善していきます。
JBS武蔵のYouTubeでは、
そういった事も意識して作成しております。
ぜひご覧になってみてくださいね!
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⬛︎チューブ
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