【水分補給について】

【水分補給について】

今回は、水分補給についてお話しさせてもらいたいと思います。

⬛ミネラルの補給をしよう
運動中の水分補給はコンディションを整えるのに非常に大切な役割を備えています。
普段、皆様が水分として補給するのに使用しているのは「スポーツドリンク」か「お茶」などがほとんどではないでしょうか。

運動中は体のミネラル分も汗と共に排出されていきます。
その為ミネラル分(主に塩分とカリウム)の補給も重要になってきます。
最近は塩分チャージなど飴やタブレットでも簡単に補給できるようになりました。
非常に良いことだと思います。

また、運動中の「お茶」については水分補給の役割にはなりますが、ミネラルの補給や吸収効率の点から最適とは言えません。
スポーツドリンクは体に吸収されやすいように設計されていますのですぐに水分を補給する事ができます。

どうしてもスポーツドリンクが嫌いという場合は、「お茶」や「水」でも良いですが、必ず塩分やカリウム(バナナに含まれています)を補給するようにしましょう。

⬛飲み方のポイント
飲み方のポイントとしては、
15分〜30分で100ml程度が良いとされています。(約コップ一杯)
一気に補給する事はあまり効果がありません。たくさんを一度に吸収する事はできないので余分に飲んだ水分は尿として排出されてしまいます。
決まった休憩時間だけ水分が飲めるのではなく、いつでも水分がとれるように指導者は環境整備を工夫したほうが良いかと思います。

ただ、最近は水分を過剰に摂取する傾向が強くなっているという事が言われています。それにより下痢や胃腸炎、食欲不振を起こす事もありますので過剰摂取には気をつけてください。

スポーツドリンクには実は糖質がかなり含まれています。栄養源になるという利点もありますが、糖質が多くなると、高血糖になります。今度は血糖値を下げようとして低血糖になる事もあります。それによりめまいなどを起こす危険性があります。
なので、やはり市販のスポーツドリンクは薄めるなどの工夫が望ましいです。
または粉タイプであれば調整が効くと思います。

⬛経口補水液を常備しておこう
最近はコンビニでも見かけるようになった「経口補水液」ですが、
これは飲む点滴と言われています。
電解質と糖質の配合バランスを考え、脱水症状時に最適に設計されています。

湿度が高く、体温が下がりづらい環境や暑さに慣れていない環境(春から夏への気温変化など)では脱水症状が出やすくなってきます。

こういった場合には経口補水液を常備しておき適宜、補給する事が必要になります。

※脱水症状の例
軽度→めまい、ふらつき
中度→頭痛、悪寒
重度→けいれん、意識障害

軽度の場合には経口補水液を補給する事が大事です。重度の場合はすぐに救急車を呼びましょう。
すぐに症状を緩和する為にも1本必ず常備しておくと良いかと思います。
⬛普段からの心がけ
大切な事はやはり普段からの心がけです。スポーツの時だけあれこれと準備するのは本質的な解決策にはなりません。
普段からの体つくりを考えてあげる事が一番重要です。
お菓子や糖質の多いジュースばかり飲んでいてはいいコンディションで望めるわけがありません。
スクール中はいつもジュースだけど、スポーツドリンクに変えてみる。
そんな小さな心がけの積み重ねが大切になってくるのだと思います。

⬛まとめ
・飲むものは薄めたスポーツドリンクが良い
→飲めないなら塩分とカリウムを補給する工夫をする
・15分〜30分に一度100ml程度の補給をする
・脱水症状対策に経口補水液を常備しておこう
・普段からの食生活の見直しが一番重要

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