【緊張を解く方法③】

最後に3つ目の、
「自分のできる事に意識をおく」
ですが、
緊張しすぎてしまう人は「結果」にフォーカスしすぎてしまう傾向があります。
結果を出さなきゃならない→打たなければならない→不必要な緊張状態に陥る
という様な思考回路である事が多いです。

先ほどの内容とも重なってしまいますが、基本的に結果にフォーカスが行き過ぎると、Must思考になりがちです。

結果というものは何かの「過程」から生まれるものです。なので、すべてコントロールする事はできません。
しかし、「過程」をコントロールする事は可能です。
当たり前の話ですが、全力でプレーする事は本人がコントロールできる事です。足が速いとか遅いとか能力の違いは関係ありません。どちらにしよ、全力疾走する事は可能です。
足が遅いからどうしよう、とかそういった事を考えるのではなくて「全力で走る」という事に意識を向ける事で余計な緊張感を感じずに済みます。

また、普段の練習の中でも結果にフォーカスしすぎずにすると良いかと思います。
例えばバッティング練習をしていていい当たりを打って、単純に喜ぶのではなく
「今のは練習の成果が出ているな」などと考える事が大切だと思います。
結果というものは時に過程がしっかりできていなくても偶々で出る事もあります。偶々出た結果に対して喜んでいては、先々のどんな事になるかはわかると思います。
なので、普段からそのように「過程」ができているかにフォーカスを当てる事が試合と練習のギャップを小さくしていく事に繋がります。

練習環境としては
「失敗を許容する環境」というのも大切です。
Must思考で、打たなければならない。と感がてしまうのは失敗する事を恐れているとも言えます。あまりに厳しい環境で指導者が怒鳴ったりするケースはこのような状態になりやすいです。

ある研究でも「結果」の対して褒められた子どもは、結果が出ない時に嘘や不正、言い訳をする確率が格段にあがると研究結果が出ています。
結果に対してしか、自分の存在証明ができないからですね。
野球でこうなってしまったらもう成長は望みにくいです。

それよりも結果はともあれ「過程」を褒められた子どもは次も結果を気にせずに挑戦する可能性があがります。
努力する事を褒められているからですね。

先ほどのバッティング練習で言えば、打ててなくても
何かを意識してやっていたりすればそれは評価してあげるべきです。

そのスタンスが指導者にあり、結果は気にせず過程を重視して失敗を寛容する環境があれば、次第に試合でのプレーも変わってくと思います。

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